手持ちのルーンストーンは二種類。
人はタイガーアイにルーン文字をほりこんだの。もう一つは素朴な焼き物。
どっちがなじむかといえば、これは焼き物のヤツ。
乾いた手触りが心地よい。いかにも手でこねて、文字を彫り込んだと言った風情が人間くさくていい。
夏の初めにふと思いつき、暫くの間、ルーンストーンを持ち歩いてみた。
タロットカードよりは場所をとらないし、ダウジングほど人目につかないのはマル。
これなら、地下鉄の車内でも着席さえできれば不審がられることなく「お昼のランチなににしよう・・・」とか鑑定できる。
そろそろうろ覚えでも、文字の意味するところは分かるようになったし、一覧表を持ち歩けば、判りづらいルーン文字も、なんとか判別することはできる。
で。何を占えばよいかと言えば・・・
結局、ほとんど出番はなく、「持ってるだけ」状態でひと月過ぎてしまった。
ルーンリーディングのスキルアップにもなるし、実益にもかなうし、とおもって始めたルーンストーンの持ち歩きだったが、梅雨の終るころに、やめた。
いくらカンタンといっても面倒だし、心から助けが欲しいわけでない場面でもなければ、なかなか集中もできない。
今はいざという時用にソーダライトの振子を一つポーチに忍ばせてる。SOGのマルチプライヤーと一緒に。
ちなみに振子の出番はめったにないが、マルチプライヤの出番は結構多い。
小爪を削ぎ落したり、メガネのねじを締めなおしたり、結構便利。
そこへゆくと振子は、まあ、お守り替わりかなー。
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